この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
冷たい月を抱く蝶
第2章 温かい手のひら

「そうか。きみは随分、一人で寂しいおもいをしてきたんだな……」

「なら、私のもとに来るか……?」

「っひっく……うっ……うっ……」

「私には妻や子供もいなければ、大切な恋人もいない。私もきみと同じく、一人ぼっちだ。きみが良ければ私の娘にならないか――?」

「私が貴方の娘に……?」

「……ああ、そうだとも。そしたらきみを幸せにしてあげるよ?」

「ほ、本当に……?」
「私のこと、捨てたりしない……?」

「ああ、そんな残酷なことはしないさ。きみ見たいな可愛いらしい娘がいたら、私は毎日きみを離したりはしない。どうだい?」

男の人は私に優しく話しかけてくると、そのことを話した。

私は何故かその人が悪い人ではない気がして、素直に受け入れた。

どのみち私はこのままでは、路頭で飢えて死ぬことになる。私はそんな絶望的な未来から、逃げ出す為に彼の手を取ったのだった。



/51ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ