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第3章 偽りの家族の肖像

それからは、毎日が素敵な一日だ。
お義父様は私に何でも買ってくれた。


　綺麗な服や高価な宝石。あの頃の私には、想像できない別の世界を見せてくれた。


レースがあしらわれた可愛いドレスに可愛いリボンの帽子と、リボンがついた靴。それを身につけた時は、私は嬉しくて堪らなかった。手に入らなかったものを全てを手に入れた瞬間は、魔法仕掛けの素敵な時間だった。私はそんか華やかな暮らしに身を置いて、父と一緒に幸せな毎日を過ごした。