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〇〇を教えて。。
第1章 出会っちゃったみたい☆
埋め立て地には、
企業や工場が勿論入っている。


しかし………

埋め立て地ゆえに隣の建物とは距離が空いており、
〔菅原建設〕と〔蘭京大学付属微生物研究所〕も50メートル離れていた。



だから、

普段顔を合わせることもないのである。



車で陸地に移動する際にすれ違う程度だ。

100メートル程の橋が埋め立て地と陸地を繋いでいた。



『どっから入るわけ?』
塀が遮るように聳え立ち、入り口が見当たらない。
理玖は社長に頼み込んで給料を前借りし5万持ってきた。


車の保険料で出費が嵩んだばかりなのに。



理玖の自宅は菅原建設の社員寮であるおんぼろアパート。。
車の免許も社長が世話をして教習所へ通わせてくれたのだ。

おんぼろでも家賃と光熱費は(当たり前だが)必要。大出費。


『………腹立ってきた……………
どっから入るんだよっ!入り口ぐらい書いとけ!!』

理玖は怒鳴りつつ、
塀をよじ登って越えた。

トン、と身軽に地面に着地する。

『何だ、
軽い軽い♪♪
少年院の鉄柵越えで鍛えたかんな』
あまり自慢になることではないが、鼻唄を歌いながら建物の自動ドアを潜る。



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