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〇〇を教えて。。
第4章 色々あってムズカシイみたい☆☆
そのままホテルに泊まる。


朝5時半。


『はよー………………』
理玖が体を起こす。


『…………んん……』
渚も目が覚めた。



『ふぁ~~~あ………』
伸びをする理玖。
『5時半か……………』



『…………………早瀬…………
あなた元気ね…………』
半ば呆れてしまう。


『まぁね。
それだけが取り柄みたいなもんだし。
何か飲む?』
理玖はベッドから降りると、
冷蔵庫を開いた。

『コーヒーある?
なるべくブラック』

『あるよ。
ほい』
理玖はポイッと缶コーヒーをベッドに投げた。




『……………訊いていいかしら?
あなた、どこで………sexしてきたの?』




『はあ?
どこでって……………』
理玖はミネラルウォーターを飲みながらベッドに腰かけた。

『手当たり次第』
平然と答える。



『てあた…………なるほどねぇ』
それならば(詳しく知りたくもないが)かなりの数をこなしてきたのだろう。

または、
天賦の才か。


渚遥香は昨夜の理玖のテクニックに未だ驚いていた。

脚の付け根がじんじんする。

『あなた、
女性用のがいいかもね…………』


『ん?
ああ、どっちでもいいけど金になるほう頼むわ』



『何に遣うお金なの?』
本来理由や用途を訊ねるのは仲介者としてNGだ。

が、
つい訊いてしまった。
『昼間は仕事してるのよね?』





『何にって、
優月の借金返済。
風俗嬢ってあんな不味いモン飲んでんだな~。
金になるはずだ』


『ゆづき………?
もしかして彼女?』




理玖は目をぱちくりさせると、
『違うちがう。
幼なじみみたいなヤツ。
性別は女だけど彼女じゃねぇよ』
と笑った。





『……………ふぅん…………』
女のためかぁ……………。
意外と良いトコあるのね…………。


ずきっと胸が痛んだが、
気づかないフリをした。
『___そうだわ。
早瀬。傷痕にこれを塗りなさいな、今度から』

『何?』

渚はベッドを出るとバッグから缶を取り出す。
『特殊メイク用のドーランみたいなものよ。
お客様のなかにはあなたの傷痕を嫌悪する人もいるわ、きっと』






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