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〇〇を教えて。。
第7章 なかなかウマくいかないみたい☆
脂汗が額に浮かぶ。


羽乃も必死なのだ。


ぬかった………………!



歯ぎしりしたいくらい、
渚は隙を悔やむ。



『わ、私は……………
優月さんの幼なじみの早瀬理玖の友人!
優月さんが亡くなって、
早瀬が落ち込んでるのよ!

だからせめて自殺の理由を知りたいの!

それだけよ!』
早口でまくし立てた。



そうしないと、
撃たれてしまう。




背中で組まれて抑えつけられていた手首が、
少し解けた。



『優月が……………死んだ??

あんたそれ、本当か?』
羽乃が間の抜けた声を出す。




『知らな…………かったの?!
婚約者なのに…………げほっ、かはっ…………』
咽(む)せる。



『優月が自殺……………

あの女が?

まさか……………おい、嘘じゃないだろうな?!』
再び渚の腕を捻り上げる羽乃。


ギリギリと痛い。


『嘘…………ついても………メリット無いでしょうっ…………

本当よっ、
遺書を書いて縊死(いし)したわ………


私が、知りたいのはっ…………
堕胎の原因!!

あなたの子なの?!
あなたが、堕ろせと迫ったの?
それとも…………』




『おい。
本当なんだな?』
羽乃は念を押す。



『本当だってば!

教えて………………、

子供の父親は…………』



『俺じゃない。

優月とは暫く寝てなかった。逆算しても明らかにおかしい。

だから俺は怒ったんだ。
「てめぇ、誰の子を産む気だ」って…………

あいつ、頑なに言いやしねぇ。
客かと思って問い詰めた。


そしたら、「客とは本番をしてない。
出来るはずがない。
危険な行為も気をつけて、一切してない」と言いやがった……………

じゃあ浮気相手じゃねぇか?

だから堕ろせと迫ったんだ…………』





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