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〇〇を教えて。。
第2章 始まりそうな予感みたい☆
『ほえーーー………
何料理なわけ、これ』
調理場の隣にスペースがあり、
テーブルと椅子がある。
テーブルにズラリと並んだ御馳走――理玖はそう見えた――に、
思わず涎が垂れた。
『チキンのソテー。
空豆のソースの冷製スパゲッティ。
パンプキンスープ。
チキンのハーブ焼き。
オニオンスライスのトマト和え。
デザートはシナモンロールのバニラアイス添えだ。
何料理かは決まっていないが、
何時もこんなものだ』
もちろん、全て藤代宗一郎の手作りである。
『食べてよかろ……』
言おうとしたが、
既に理玖はビーフにかぶり付いていた。
『うわ、うま!!
最高に美味いな』
ガツガツとあっという間に平らげた。
藤代は器用にナイフとフォークを使いこなし、
音を立てずに食べている。
理玖は閃いた。
『オッサン、水汲まさせて〜』
調理場へいそいそと向かうと、
小型の冷蔵庫を開いて瓶ワイン・缶ビールをヒョイヒョイ上着の内ポケットにくすねた。
ちょうどテーブルから小型冷蔵庫が死角になると気付いたのだ。
指先ほどの小さなブランデーもくすねる。
理玖は何食わぬ顔で水を飲んだ。
(ホントは金目のモンが欲しいんだけどな……
おいおい盗らせて貰うぞ)
何料理なわけ、これ』
調理場の隣にスペースがあり、
テーブルと椅子がある。
テーブルにズラリと並んだ御馳走――理玖はそう見えた――に、
思わず涎が垂れた。
『チキンのソテー。
空豆のソースの冷製スパゲッティ。
パンプキンスープ。
チキンのハーブ焼き。
オニオンスライスのトマト和え。
デザートはシナモンロールのバニラアイス添えだ。
何料理かは決まっていないが、
何時もこんなものだ』
もちろん、全て藤代宗一郎の手作りである。
『食べてよかろ……』
言おうとしたが、
既に理玖はビーフにかぶり付いていた。
『うわ、うま!!
最高に美味いな』
ガツガツとあっという間に平らげた。
藤代は器用にナイフとフォークを使いこなし、
音を立てずに食べている。
理玖は閃いた。
『オッサン、水汲まさせて〜』
調理場へいそいそと向かうと、
小型の冷蔵庫を開いて瓶ワイン・缶ビールをヒョイヒョイ上着の内ポケットにくすねた。
ちょうどテーブルから小型冷蔵庫が死角になると気付いたのだ。
指先ほどの小さなブランデーもくすねる。
理玖は何食わぬ顔で水を飲んだ。
(ホントは金目のモンが欲しいんだけどな……
おいおい盗らせて貰うぞ)