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変心
第6章 しつけ屋
最近の妻には男の影があった。

隠してるつもりのようだがいくら洗い流しても他の男の臭いを感じてしまう。

来るべき時が来たか・・・と思った。

この十日程、セックスしている時の妻の表情に変化があった。

戸惑っているような不満そうな・・・。

それまでの幸せな笑みを浮かべていたのとは違っていた。

前の表情を取り戻そうと頑張ってみるが効果がない。

満足させることが出来ない以上、浮気されるのも仕方がなかった。

男嫌いだった前なら許せないが、しつけ屋に頼んだせいで美佐を感じやすい淫らな身体と心にしてしまった。

完全な自業自得。

「どうしたのあなた?」

M字に脚を開き自らを慰める美佐。

元気のなくなった俺を元気付かせようと自慰を見せつけている。

2本の指が埋もれている秘所からは蜜が床にこぼれ落ちていた。

「ねぇ・もう我慢が・・入れて・・」

どんどん激しくなる手の動きと水音。

しかしそれを感じれば感じる程、元気はなくなっていた。

「あぁぁ・・・」

溶けかけのアイスにかぶりつくように美佐は俺の肉棒をくわえた。

弱点を熟知した美佐の舌が動き回る。

しかし快感を得るものの逆に萎えていく。

「残念。あなた疲れてるのね。今日は休みましょうか?」

妻の優しい言葉が逆に心に突き刺さる。


うとうととし始めた頃、さっき聞いた粘ついた水音が聞こえてきた。

ごめんな・・・。

口に出して謝ることも出来ない俺はそのまま眠りについた。
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