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ディスタンス
第5章 匠の浮気現場を取り押さえろ
「お前が女じゃなきゃ、ボッコボコに殴り倒してるとこだぞ、てめぇ!」
めっちゃ怒って匠が言うと、あたしは上半身起こして、
「匠!」
と叫んだ。サラは下着姿だけれど、ショーツの先はツンと尖っている。
「こいつは胸はシリコン入れたくせに、下はまだ工事前だ。しかも、女のことも好きな両刀遣いだ」
匠が言うと、あたしは呆然として思わず身震いがした。サラは涙ぐみながら、
「タクミがいけないのよ!私を押し倒したくせに、この体を見て逃げてくなんてひどいわよ!私、きずついたのよ!なのに、まさかこんな子供があなたの相手だなんて!そんなの許せないわ!」
と泣き叫ぶと、あたしは匠を睨みつけた。
「押し倒した…?」
「あ、いや…まぁ…なんとなくね」
匠は銃を懐にしまって、知らんぷりして私の腕を引いて立ち上がらせると、
「とにかく。今は警察官に例の犯人は捕まえてもらってるし、ライバル社にも告訴起こす手続きをしてる。依頼された件に関しては無事に解決した。報酬は一週間以内に振り込んでもらうよ。それ以外は、別にあんたをどうこうするつもりは、ない。ここで、瑠生に危害を与えてなければ、な」
めっちゃ怒って匠が言うと、あたしは上半身起こして、
「匠!」
と叫んだ。サラは下着姿だけれど、ショーツの先はツンと尖っている。
「こいつは胸はシリコン入れたくせに、下はまだ工事前だ。しかも、女のことも好きな両刀遣いだ」
匠が言うと、あたしは呆然として思わず身震いがした。サラは涙ぐみながら、
「タクミがいけないのよ!私を押し倒したくせに、この体を見て逃げてくなんてひどいわよ!私、きずついたのよ!なのに、まさかこんな子供があなたの相手だなんて!そんなの許せないわ!」
と泣き叫ぶと、あたしは匠を睨みつけた。
「押し倒した…?」
「あ、いや…まぁ…なんとなくね」
匠は銃を懐にしまって、知らんぷりして私の腕を引いて立ち上がらせると、
「とにかく。今は警察官に例の犯人は捕まえてもらってるし、ライバル社にも告訴起こす手続きをしてる。依頼された件に関しては無事に解決した。報酬は一週間以内に振り込んでもらうよ。それ以外は、別にあんたをどうこうするつもりは、ない。ここで、瑠生に危害を与えてなければ、な」