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ディスタンス
第5章 匠の浮気現場を取り押さえろ
あたしは、匠の隣に座って、匠の横顔をじっと見つめた。
「匠…なんで怒ってるの?あたしが怒りたいのに、匠がそんなに怒ってると…何にも言えなくなるじゃん」
あたしが言うと、匠はまだ何も言わない。
「匠…」
「なんだ?」
「サラとはどこまで行ったの?」
真顔で尋ねてみた。匠はちょっとだけ眉をしかめて、やっとあたしを見つめた。
「あの部屋で、キスは、した」
「…で?」
「で⁈」
匠はまた眉をピクピクと動かした。あたしはじっと匠を見つめていると、匠はため息をついてゆっくりと立ち上がった。
「匠?」
匠は歩き出して、入り口のドアの鍵をかけると、窓の方に歩み寄って、ブラインドを閉じて部屋を薄暗くした。
「匠…なんで怒ってるの?あたしが怒りたいのに、匠がそんなに怒ってると…何にも言えなくなるじゃん」
あたしが言うと、匠はまだ何も言わない。
「匠…」
「なんだ?」
「サラとはどこまで行ったの?」
真顔で尋ねてみた。匠はちょっとだけ眉をしかめて、やっとあたしを見つめた。
「あの部屋で、キスは、した」
「…で?」
「で⁈」
匠はまた眉をピクピクと動かした。あたしはじっと匠を見つめていると、匠はため息をついてゆっくりと立ち上がった。
「匠?」
匠は歩き出して、入り口のドアの鍵をかけると、窓の方に歩み寄って、ブラインドを閉じて部屋を薄暗くした。