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第4章 最初で最後の?別れ話
あたしは思わず匠を睨みつけて言うと、匠はガウンを脱ぎ捨ててベッドにあがり、あたしの肩を抱き寄せて唇を奪った。

「んっ…」

ウィスキーの味がする。

お風呂に入る前に、少し飲んだのかな。


あたしは、匠のキスにクロロホルムと同じくらいのめまいを感じて、目を閉じていた。

匠は静かに唇を離すと、片手をあたしの腰にあてて、そのまま熱いその指先は下に降りて行った。

「意識がないくせに、しっかり濡れてたよ。ヤラシイな、おまえのカラダ」

匠はそう言ってあたしの首筋をペロッと舐めて言うと、思わずあたしは赤面してしまった。

「ちょ…ちょっと、寝てるときに、何したの…」

「身体検査?なんでこんなに濡れてんだ?まったく」

匠の指があたしの中をかき乱していくと、その音を聞いてあたしの頭の中はまた何も考えられなくなる。

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