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ディスタンス
第5章 匠の浮気現場を取り押さえろ
「お前なぁ…。そういうこと言うと」

匠はそう言いながら、匠の左手が下に降りてきた。匠はいつも、足の付け根をそっと指でなぞってから、局部にやってくる。







もう、すでに濡れてるのは、わかっちゃうね。

あたしは匠の肩に両腕を回して抱きしめた。


匠の顔を見ると、匠はあたしの濡れ具合を指で確認しながら、微笑んであたしを見つめた。

「お前の体は、いつでも俺を受け入れる準備が万端だな。ここを触ると、すぐに分かる。こんなに濡れて…」

「だって…。匠が来てくれると思わなかったし。…でも、声出せないね。気づかれちゃう」

「べつにいいだろ?ここは、おれたちの家だ」

「恥ずかしいでしょ」

そう話しているうちに、匠の指は音楽を奏でているかのように激しく動いて、あたしは匠の肩に腕を回しながら、

「あっっ…あっ……んんっ…」


と声がどんどん漏れてくる。
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