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第3章 豹変

それもそうかと変に納得してしまった麻友は星野さんの言われた待ち合わせ場所の駐車場に向かった。

家の近所に温泉施設があり、そこまで来てくれた。
駐車場の右奥から2番目に停めているからと連絡があり
そこには黒いセダン系の車が停まっていた。

横に停めると窓が開く。
車の窓を開けると星野さんが
「お疲れ様、こっち来るか？」
いつもと少し雰囲気が違う…

そっか私服の星野さんと会うの初めてだ。

車へと乗り込む……

「顔かなり疲れてるようだが…」
そう言いながらコーヒーを渡される。
「ありがとうございます。そんなひどい顔してますか？私…」
少し凹んでいると
「肩もんでやる」とお兄ちゃんみたいな言い方で優しく揉んでくれる。
その手は優しくて、すごく温かい…
癒された麻友は疲れもあって、首をコクり…コクり…

「うーん、やっぱり車じゃ揉みにくいな」
向きをかえ向き合った感じで腕を揉まれているとき
星野さんが意外な事を言いはじめた。