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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の恋+゚*。:゚
第6章 遠い日の思い出
―――遅い夏休み。

とうとうやってきた2週間の休暇。ビジネスクラスに乗り、冬の隣の席で小鳥遊が爆睡していた。それはそれは絶妙なタイミングで、小鳥遊は冬と休みを重ねて来た。師長に聞けばすぐに冬の休みの予定を教えてくれた。小鳥遊は忙しい中で、宿泊するホテルやレンタカーなどの手配を全て自分でやってのけていた。

…その執念…底なしのエロ。

休みも殆ど無いのに、ここまで段取りが出来たことに感心すら覚えた。いつもはエコノミーだが、飛行機代を出すからと言われ渋々了承した。ホストファミリーには彼氏を連れていくと伝えた。

「僕はあなたの旦那さんということにして貰っても..結構ですよ。(きりっ)。」

旦那さん…と言う響きに一瞬ドキッとした。小鳥遊は別段深い意味を持った様子も無く、センシティブな事をさらっと言ってのける。そのことに冬は少々腹が立った。

…寝ている姿は…カッコいいのにな。

本人に言うと、嬉しそうにするだろうから絶対に言わないが“知性がにじみ出ている顔立ち”だ。

ホストファミリーの家にはほぼ毎年行っていた。彼らは、25を超えている冬に、いつまでも彼氏が出来ないことを心配した。

ーーー 1ヶ月前

「ハイ。ジェス。私よ。」

「トーコ!!」

「みんな元気?」

「今年も来るの。」

「うん…でさ…相談があるんだけど…。」

「嫌だ…怖い…何よ…。お願いって…」

「ボーイフレンド連れていくから。」

「OMG…ジェフ…大変よ…。(トーコが彼氏連れて来るって)」

「OMG! OMG!」

…本気の「Oh my God.」沢山頂きました。

「判ったわーみんなに言っとくから♪(ちょっとマイクにもメールしときましょう)。じゃあね!」

―――ガチャ。

…あ…ちょっと…行く日にち言ってないんだけど?大丈夫だろうか?

最初の1週間はD.C、ホテルは確保しているが、残りはバージニア州に住むジェフ&ジェスの家で過ごす。

…そうなると…多分エッチが出来なくてDr.Erosは悶絶死するだろう。いいや…変態エロの事だ心配しなくても…大丈夫か。

後半はレンタカーを借りての移動の予定だった。

…なんかこの旅行は波乱万丈になる予感。


冬はため息が出た。
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