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starlight kiss
第10章 変わる距離
嵐のように突然来て

嵐のように去っていく

稜は時々こうなのだ。

それでも何故か憎めずに笑顔が漏れてくるのだった。

「姫…?」
「あの…」
「ん?何?」
「先約あるんだったら…私今日…止めとく」
「ばぁか…着替える」

そう言うと合図のように姫紗は鍵を閉める。カチャリと音を聞いた秋人はソファに座り報告書を作り始める姫紗の後ろに回り込んでふわりと抱き締めた。

「ハル…さん?」
「秋人」
「…あ…きと…////」
「ん?」
「今は…だめ…ッン」

そういう姫紗の顔を自身に向けさせながら唇を重ねる。

「ン…チュク…チュ」
「ンン…ンチュ…」
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