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starlight kiss
第10章 変わる距離
着いた先は姫紗のマンションだった。

「近くにあるパーキング入れてくる。」

そうして秋人は車を再度走らせた。
待つ間の時間で姫紗はご飯の支度に入る。それからどれほどしたか…チャイムが鳴った。

「はい!」
「…早ぇ…クスクス」
「秋人…お帰り…」
「ん。ただいま。」

そう言いながら頭を撫でる秋人。背中を向けキッチンに向かう姫紗。後を追って秋人も中に入ってきた。

「姫…」
「ん?なぁに?」

支度を再開する姫紗の後ろからそっと腕を回し抱き締める秋人に照れながらも声をかける。

「危ないから待って」
「待たない。これ」

そう言いながらポケットから鍵を出す。
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