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第4章 新たな出会いと、心の出会い

そう言われて居るともつゆ知らず、ただ先に約束をしたハルとの約束を優先しただけだった姫紗だったがそんなのは関係なかった。
駐車場に向かうとクラクションを鳴らされて振り返るとハルが居た。

「おっせぇよ」
「ハルさん？」
「乗って？」
「でも私車…」
「明日休みだから明日事務所まで取りに来たらいいだろ。早く乗って？」
「あ…はい」

そうして後部座席に座る姫紗。そのまま少し離れた居酒屋に向かったハルの車。個室もある店だった。

「あいつ来てんのかな？」
「…えと…あ、ユキさん？」
「あぁ。」

店に入り声をかけるハルは通された。

「こちらですね」
「ありがとう」