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starlight kiss
第20章 最大の山場
「ハルのこと大事に思ってくれてるなら撮影の邪魔は許しません。話なら聞きますので移動をお願いします。」

そうして頭を下げる姫紗を見て皆は息を呑んだ。誰が止めに入るかと言う時に姫紗がその行動に出た。それに対してふっと肩の力が抜けた秋人。

「姫…」
「バカだよなぁ。手ぇ出したらおもしろかったのに」
「へぇ…」
「でもハルさんも物好きですよね。あんなどこにでもいるガキっぽい女に手ぇ出して」
「簾君?モデルだったことに感謝しろよ?」
「フッ、何のこと?」
「じゃなかったら今、地面に寝っ転がって星が回ってる筈だよ?」

そういうと右手を何度も握っては開いてを繰り返した。
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