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starlight kiss
第23章 右手に愛を、左手に光を。
「もう…」

そっと体を離した姫紗。そのまま肩口から頬に滑らした手で包み込んだ。

「…姫紗?」
「秋人…私秋人から離れるつもり無いよ?」
「解ってるよ…」
「秋人…秋人…ッッ」

そっとネルシャツのボタンに手をかけた。
その姫紗の手にそっと重ねて指を絡める秋人は少し照れる顔で見つめた。

「姫紗…どうした?」
「秋人が…ッ」

絡めた指と反対の手を胸元に滑らした姫紗はそのまま耳を寄せた。

「秋人の温もりが欲しい…秋人が…ッ」

その言葉を聞いた途端に秋人はそっと…しかしすぐにきつく抱きしめた。

「解ってる?姫紗」
「秋人…?」
「今夜は仕事…出来ねぇよ?」
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