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starlight kiss
第23章 右手に愛を、左手に光を。
突然話を振られた姫紗は戸惑っていた。

「ハル!」
「あ、悪い。ありがとうな?」
「いいえ!」

そういいながらも姫紗を連れてきてくれた人は出て行く。…祖の背中を見送りながら姫紗は答えを探していた。

「時任さん、答えて下さい?」
「私は今回の話知らなかったんです。」
「だから俺の独断だって言ったでしょ?」
「……どうするんだいったい。」
「どうもこうもない。俺は気持ちを伝えましたよ?」
「…本気か?」
「本気じゃなかったら言えないでしょ?」

そう言いながらも秋人は焦ることなど無い様子で膝に手を置いて立ち上がり姫紗の元に歩み寄った。

「ハル?」
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