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桜花閣の事…
第1章 高坂イズル・18歳

桜花閣の夕食には格段の差がある、父の横には今日の担当の行儀見習いが座り、酒の注ぎ方等を教わり、俺の隣には制服姿の竹下が無言で食事をしていた
「あの…父上…」
「なんだ?」
「時間をいただけませんか?俺も竹下も初めての事なのでせめて時間を…」
俺の言葉が終わる前に父は杯をテーブルに叩きつける様に置いた
「なぁイズル…お前この先もそんな甘い事言うつもりか?そんな覚悟で桜花閣の看板継ぐつもりか?せめてもの情けをかけてやれば腑抜けた事ばかり言いやがって、そんなに嫌ならその女は俺が行儀つけるぞ」
「いえ…あの…それは…」
「言い訳なんぞ要らねぇよ、どうすんだよ」
「申し訳ありませんでした」
「興が醒めたわ、部屋で飲んでいるから覚悟決まったら顔出せ」
父はそう言うと席を立った
「バカだよね高坂って」
「うるさいよ」
「でもさ…少しだけ安心した、初めてが高坂でさ…一応…同級生…だしさ…明日セリナ達に会ったら言えるし…いっそ学校では付き合ってる事にする?その方が自然だし」
俺には竹下が分からなくなっていた…
「あの…父上…」
「なんだ?」
「時間をいただけませんか?俺も竹下も初めての事なのでせめて時間を…」
俺の言葉が終わる前に父は杯をテーブルに叩きつける様に置いた
「なぁイズル…お前この先もそんな甘い事言うつもりか?そんな覚悟で桜花閣の看板継ぐつもりか?せめてもの情けをかけてやれば腑抜けた事ばかり言いやがって、そんなに嫌ならその女は俺が行儀つけるぞ」
「いえ…あの…それは…」
「言い訳なんぞ要らねぇよ、どうすんだよ」
「申し訳ありませんでした」
「興が醒めたわ、部屋で飲んでいるから覚悟決まったら顔出せ」
父はそう言うと席を立った
「バカだよね高坂って」
「うるさいよ」
「でもさ…少しだけ安心した、初めてが高坂でさ…一応…同級生…だしさ…明日セリナ達に会ったら言えるし…いっそ学校では付き合ってる事にする?その方が自然だし」
俺には竹下が分からなくなっていた…

