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第6章 人妻

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異世界へ来て２ヶ月が過ぎようとしている。

フレイアに許可を頂いた薬草を取った後、これからどのように生活してゆくかを考えた。

何度も言うように、この世界では大きな地殻変動がありました。
だから、大地震での負傷者や元々病気を患っている者、社会的弱者、地震の影響で精神的に病んでいる人々が多く存在する 。

と言うことで、私の在り方としては持っている特性を活かし、各地を放浪しながら『人々の心と体のケアを得意とする医者』という名目で旅を始めることにした。

リリィも元々頭が良かったのか、今では看護師として重要な働き手となっている。


勿論、ミュゼとの約束もこなしています。

先日発情期のメス犬を擬人化して交わった時は、体中ベロベロに舐められて微妙な気分なった事があったのは記憶に新しい。

まぁ、ちょっと苦い思い出になりそうです…。


それはそうと、今日から一週間ほど滞在予定の街はマグダレーナ領と言って、地震の復興を一早く行った模範都市だそうだ。

領主も温厚で領民思いだと聞いている。

何でも、リリィの街はここの隣に有るらしい事がわかったので、ここが終わったら次の滞在先はリリィの故郷にしようと思う。