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三人の王子の物語
第4章 ルートヴィヒの書



どちらからともなくその布を取り去り、生まれたままの姿で二人は互いを求め合った



チュ…



「んっ」



ルーイの湿った唇がマリアのそれを離れ、彼女の身体に印をつけてゆく



チュル



「はぁっ!」



胸の頂きを愛でられ、マリアは悦びと恥じらいに身を捩った



「動くな……もっと私を感じていろ……」



マリアの傍にいると強くなる、というのは本当らしい

ビクビクと震える彼女を見て少し意地悪そうに目を細めながら、彼はその身体の隅々まで愛でてゆく



「……ッ」



ルーイの手がマリアの内腿を撫でた瞬間、彼女の身体が一際大きく反応した

彼の手は彼女の身体から溢れた液でねっとりと濡れていた



「いや……っ!」



マリアはいよいよ本格的に恥じらい出し、顔を手で覆う

ルーイはそれをそっと除け、彼女の目尻に浮かんだ雫を拭った



「何故隠す……マリアが私を求めている証拠だろう?

私もマリアを求めているよ……」



しっとり濡れたその場所に当たる硬いモノ

マリアはそれを感じて少し顔を赤らめた



「君と一つになりたい……」



その言葉に、今度は喜びからマリアは口元に手をやった


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