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第1章 　夫からの条件　ー 剃毛処理 ー

～大学病院・入院棟308号室～
春香は一人病室でぼやいていた。

ガウンタイプの病衣に着替える春香
”ホント、須藤さんのバイトは、こんなのばっか...”
”ひろ君も、ひろ君よ！愛する妻が辱めを受けるというのに...どんな神経してるの？”
ブツブツ言いながら病衣の紐を結んでいると、カーテンの向こうから声が掛かる
「海野さん、入りますよー」
若い女の声だ
「あっはい、どうぞ」
「失礼しまーす」
カーテンを開けて入って来たのは、20代前半の可愛いらしい看護師だった
「担当の武田です。宜しくお願いします」
「どっどうも」
「明日の検査の説明をしますね」
「はい」
春香は気が乗らないまま、看護師の説明を聞いた。
...
看護師の話しは、明日の予定と今日20:00以降の飲食禁止の説明
「夕食は、19時頃にお持ちしますね」
「はあ」
気のない返事をする春香
その春香の顔を、じっと見つめる看護師
「なんか付いてます？」
自分の顔を拭く春香
「あっごめんなさい、いやー綺麗だなと思って」
「そっそんなこと...」
照れる春香
「博己叔父さん、いい人と結婚出来てよかったー」
「んっ！博己おじさん？」
「申し遅れました、私、博己叔父さんの姪で、武田恵巳と言います」
「めい？...あっ！武田って..もしかして、來己さんの娘さん？」
「はいっ、そうです」
...
春香は博己と籍を入れただけで、式を挙げておらず
博己の親族と会ったのは、博己の姉：武田來己（たけだ くみ）だけである
博己の姉とは入籍前と入籍後、2度食事をした事があり
その時に姪が、看護師だと聞いた事を思い出した。

”武田恵巳（たけだ えみ）” 22歳
・看護師（看護高等学校5年制卒）
・博己の姪（博己の姉の娘）
・163㎝/48㎏　B76-W58-H82(Aカップ)
・黒髪ストレートロングで、見た目清純派

「初めまして、驚いたわ、こんなところで初対面とは...」
驚きを隠せない春香
「私は1週間ぐらい前に、叔父さんから電話があって、知ってたんですけど」
「えっそうなの！」
”あやつ、私に隠してやがったな”
「しかも私を、春香さんの担当にするよう、病院に条件を付けたみたいですよ」
”あやつ、どこまでも...”
博己のサプライズに、驚いた春香であった。