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Desire エピソード2 ~公開恥辱的診察~
第3章  新人の実験台 ー 健康診断 ー
特室に戻った、春香と恵巳は談笑していた。

「博己叔父さん、飲むと必ず、俺がオムツを替えてやったんだぞって」
「あらそう、それ嫌よね」
「確かに小さい頃は、可愛がってもらったけど...飲むとしつこくて」
「ごめんなさいね」
「いや、春香さんが謝ることないですけど」
「そうよね、はははっ」
「あと小三の頃かな、花火大会行った時に迷子になっちゃって...」
恵巳は、博己との思い出話を始める
自分の知らない夫の話に、春香は興味津々に聞きいる
話しは、春香と博己の馴れ初め、恵巳の初恋と移る
ガールズトークは、恋ばなで大いに盛り上がった。

♪コンッコンッ
「海野さん、お食事ですよ」
昼飯が運ばれてきた
恵巳はテーブルを片付け、食事の準備を始める
「お昼には早いけど、お腹空いてるでしょ」
「ええ、もうペコペコ」
「ゆっくり食べて下さい。時間になったら、秋奈ちゃんが迎いに来ますから」
恵巳が部屋を出て行き、15時間ぶりの食事を摂る春香
空腹が満たされ、考える事は午後の臨床実習
一人になると、一気に不安がやってくる
”やだなぁ”
春香の顔が曇る。

その頃、昼休憩に売店にやって来た恵巳の目に、若い男女達の姿が映る
「あれ、授業を受ける生徒達よね...なんか多くない?」
病院の休診日、しかも、夏休み期間中に学生達が来るとすれば、午後からの臨床実習しか考えられないはず
恵巳は、臨床実習に何度か立ち会ったことがあった
”この病院では、通常4,5人のはずだけど...”
恵巳の目には、すでに7人の医学生の姿が見えた
”まだ、授業まで1時間半あるけど、一体何人集まるわけ?”
...
春香のことが心配になる恵巳だった。
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