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紅い首輪
第3章 3
それから有希は毎日のようにチャットへ入っていた。
からすからのシークレットチャットが上がるが
時々、当たり障りなく返事をしながら
常連たちとの刺激的な会話を楽しみ、
分からない言葉があれば調べ、質問した。
黒も紅も、SMに限らず博識で有希の質問に
丁寧に答え、灯やももはそこに女性目線で
補足して答えてくれ、単調だった日常の中で
待ち遠しい時間になっていった。
(紅さん、どんな人なんだろう…)
文字だけの世界で想像が膨らんでいく。
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