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紅い首輪
第4章 4
待ちに待ったOFF会当日、
有希は買ったばかりの下着を身につけ
手持ちの服を並んで悩んでいた。
(大人っぽく…でもうかないように…)
大人たちの中で自分だけ未成年だ。
年齢の話しはしていなかったし、なにより
紅に子どもだと思われたくなかった。
黒地に白いレース、メイド服を連想させるような
ブラジャー、同じデザインでサイドが
リボンのショーツ。
白いオフショルダーのフレアのトップスに
ベージュのショートパンツ、
少しヒールのついたサンダルに
夏らしいかごバッグ、
胸まである髪を緩く巻き、メイクにも
いつもより時間をかけた。