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仮面というもの
第2章 美しい妻と可愛い彼女と……
こうして美穂と交わった俺は、明け方に家に帰る。
「ただいまー。」

「おかえりなさいませ。」

こいつは俺の妻の『白井 月』
とても美人で同じ大学、同じ職業である。
まぁ、職場は違うけれども。

そして、不思議なことに何時に帰って来ても起きてるし、どこにいてたの?とかは、一度も聞かれたことがない。

「旦那様、朝食の用意が出来ましたが、いかがなさいます?」

「あ、まだいい。あと2時間寝る。」

「かしこまりました。
私はもう仕事が御座いますのでお先に行って参ります。」

「おう、あ、月。
次は何時が休みだ?」

「次ですか?まさか旦那様に予定を聞かれるとは思ってなかったので、把握してませんでした。
今日確認して参ります。」

「それでは、行って参ります。」

「おう。いってらっしゃい。」
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