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第1章 これは夢か？　幻か？　再び始まる……凌辱の日々……

「ふあぁあああぁあっ～～～～っ」

　私ことーーミディアナ・アーレンマグノリアスは、眠たげな眼をこすりながら、ベッドから起き上がり！？　ふっと窓際に目をやるとカーテンの隙間からは、朝日が室内へと漏れ入って来ていました。

　いつの間にか？　寝てしまっていたみたいですわね。

「……でも、なんだかぁ……？　変な夢をみたような気がしますけど……。う～～～～まったく思い出せませんわぁ」

　私達……魔法使いが見る夢は……無意識のうちに抱いている願望が具現化したモノだとかーーそんな感じのことを確か？　師匠がおっしゃっていたような気がしますわぁ……。

　だから目を覚ますと同時に……忘れてしまう……ほど……曖昧なモノだとか？　なんとか？

　そんなことよりも、今日は大切な日なんですもの。早く出かける準備をしないといけませんわね。

　私……思い出すことを早々に放棄し、カーテンを開けると、一面の青空が目に飛び込んできました。

　雲ひとつない晴れ。すごく気持ちよくて、私はうんと伸びをしてから、軽く頬を叩き。

　さあ、今日もがんばろう！

　寝巻として着用していた肌が透けるようなネグリジェを脱ぎ！？
　
　寝間着から魔法少女のコスチュームへと着替えると！？　鏡の前で身だしなみを整えます。

　そしてピンクと白を基調とした、少女らしい装飾の施された部屋を出るとーーー食堂で素早く朝食を済ませ、カバンを持って寮を出ました。