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隷属の首輪 (革命軍編)
第14章 決して抗えぬ運命……翻弄される心……
 アリーク様たら、完全に油断しきていますわね。計画通りですわ。

 もし捕まってしまったときのことも、考慮して計画を立てていましたからね。

 まあ、こうなるまえにアリーク様を倒すことができれば、一番良かったのですが? 仕方ないですね。

 では、そろそろ計画の最終段階に入りますか?

 私は、奥歯に仕込んでおいたスイッチを噛み起動させる。

 すると、空間が歪み、露出度の高いボンデージを着込んだの金髪女性が姿を現す。

「度重なる屈辱的な行為に耐え、私はこの瞬間を待っていたのよ」

 振り下ろされる刃を前に、アリーク様は反応しきれていない。
 全てを切り裂く死神の鎌が、アリーク様の首をしっかりと捕えーーーー

「ぐっ!? あ……ぐああああああああっ!」
「グレイファス先生」

 だが……しかしながら、倒れたのは、グレイファス先生の方だったわ。

「ぐっ……がはっ! ば、バカな……な、何が……」

 思わず、アリーク様のイチモツを吐き出してしまう。

 そんな……な、なに!? 一体、何が起こったというの……?

 完全に不意を突いた攻撃だったはずなのに、アリーク様の首には少しも傷を負っていないのよ。
 逆に攻撃を仕掛けたグレイファス先生は、何もされていないのに傷を受けていたわ。
 まるで、攻撃を跳ね返されたかのようだ。
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