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隷属の首輪 (革命軍編)
第15章 【エリーゼス視点】 救出作戦
揚げた剣から魔物の血をを払い落とし、小さく呟く。
「ホーリーカッター(聖なる刃)」
ヒュ――――ドォォ……ドォォォォンッ!
散り散りになった魔物の群れを、聖なる刃が次々と斬り裂いていく。
「よぉ――っし! 今日も絶好調ね」
散らされた魔物の残党は、それぞれが完全に孤立し、戸惑ったようにギャアギャアと呻(うめ)くような鳴き声をもらしている。
「ボウッとしてないで、今のうちに進軍しますよ! まだ戦える者は私についてきてください」
「はい、エリーゼス様」
息を吹き返した反乱軍の戦士たちは、孤立した魔物たちを次々と各個撃破してゆく。その姿を満足そうに眺めると、眉根を引き締め、数メートル先にそびえ立つ砦をじっと見つめる。
思ったよりも時間をロスしてしまったわ。
急がなければ……。
なんだか? とても嫌な予感がするのよ。
得体のしない胸騒ぎを覚え、自然と脚が早くなってしまう。
「ホーリーカッター(聖なる刃)」
ヒュ――――ドォォ……ドォォォォンッ!
散り散りになった魔物の群れを、聖なる刃が次々と斬り裂いていく。
「よぉ――っし! 今日も絶好調ね」
散らされた魔物の残党は、それぞれが完全に孤立し、戸惑ったようにギャアギャアと呻(うめ)くような鳴き声をもらしている。
「ボウッとしてないで、今のうちに進軍しますよ! まだ戦える者は私についてきてください」
「はい、エリーゼス様」
息を吹き返した反乱軍の戦士たちは、孤立した魔物たちを次々と各個撃破してゆく。その姿を満足そうに眺めると、眉根を引き締め、数メートル先にそびえ立つ砦をじっと見つめる。
思ったよりも時間をロスしてしまったわ。
急がなければ……。
なんだか? とても嫌な予感がするのよ。
得体のしない胸騒ぎを覚え、自然と脚が早くなってしまう。