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隷属の首輪 (革命軍編)
第17章 魔力寄生生命体 ニブルヘイム
 昔、本で読んだことがあるわ。肉体を持ったない精神だけの生命体、魔力を持った人間に寄生し、その人間から魔力を吸うことで生きていく存在。
 
 確か、魔力寄生生命体だったかしら? 
 でもニブルヘイムは肉体を持っていたわ。
 じゃあ、やっぱり違うのかしら。

【さすがは勉強熱心なみくちゃあんね、物知りだわ。そうよ、わたしは魔力寄生生命体よ。みくちゃあんの言う通り、魔力寄生生命体は肉体を持たないんだけど、それだとなにかと不便なのよね。だからわたしは寄生した宿主の魔力といっしょに精神力も吸いっているわ】

 なるほど、だから肉体を持っていたのね。でもだとしたらあの姿はーーーーまさか?

【気がついたみたいね。そう、アレは仮の姿。わたしが偽物だと気づかれないための姿よ。わたしが寄生する前の彼女は、身寄りのない黒髪の幼女だったわ。一周と経つに自我が崩壊してしまったけどね】

 そんな……年端もいかない女の子の身体を乗っ取ったって言うですか? 酷すぎます。あんまりだわ。
 でもその話が本当だとすれば、とっくの昔に私の自我も崩壊してもおかしくないはずなのに……どうして私はまだ無事なのかしら?

【もっともな疑問ですわね。それは……アリークのおかげよ。あの男に感謝することね】

 それは、どういうことだ。答えろ。あいつが私を助ける理由なんてないはずだ。一体何を企んでいるのよ。

【もちろん、おしえてあげてもいいんだけど。タダでおしえてあげるほど……わたしって、そこまでおしとよしじゃないのよね。だ・か・ら、ねっ】

 わかった、条件があるなら言ってみろ。私にできることなら、なんでも叶えてやる。だから頼む、教えてくれ。
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