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いじっぱりなシークレットムーン
第11章 Protecting Moon
 

「そんな顔されると、凄く愛されているって思っちゃうよ?」

「今までも凄く愛しているよ?」

「今まで以上に、陽菜の全部が、俺を好きって叫んでいる」

「え!?」


「……また俺に惚れた?」


 優しげな微笑みに、心臓がまた早くなる。

 ああ、きっと正解だ。朱羽に二度目の恋をした気がする。

「あたし、心臓病移ったのかも」

 知られたくなくて、目をそらしながらそう言った。

「移らないし、俺はもう治ってる」

「だ、だけど……顔をそんなに近づけさせないで!!」

「なんで? 今まで中まで繋げて、溶けるように密着していたじゃないか」

「……っ」

「そんなに蕩けるほど好き? 俺のこと」

 至近距離から朱羽に囁かれる。

「離れ……っ、心臓が苦しいっ」

「凄く好きなの、俺のこと」

「朱羽っ」

「答えて。厄介な問題を抱える俺を、今まで以上に好きになったの?」

 許してくれそうにもなく、あたしは沸騰した顔で頷いた。

 すると朱羽が、ふわりと……嬉しそうに笑った。

「ありがとう。その顔もっと見せて? もっと蕩けて?」

「見ないで、もう恥ずかしいっ」

「なんで恥ずかしいんだよ」


 朱羽が間近であたしの顔を覗き込んだ。

 ああ、蕩けているのは朱羽の瞳じゃないか。


「たまらない……」

 朱羽の唇が、軽く跳ねるようにあたしの唇に触れる。

「凄く可愛い。あなたのすべてが可愛すぎて、おかしくなりそう」

 何度も、何度も、キスをしてくる。

「俺と戦おうとしてくれるあなたが、愛おしくてたまらない」

 触れる時間は長くなる。

「俺は十年、何度も何度もあなたに恋をしてるよ?」

 やるせなさそうな熱い息が顔にかかる。

「俺を見てればわかるだろう? 俺を見てたら、俺の全身から、俺の言葉から、あなたが好きでたまらないって、わかるだろう?」

 舌が入ってくる。

 舌が触れあうだけで、腰のあたりからざわざわと快感が波打つ。
 
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