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いじっぱりなシークレットムーン
第11章 Protecting Moon
悩ましく感じる姿をさらすことに抵抗がなくなったのか、それからの朱羽は艶然としたストリップショーのように、壮絶な色気を撒き散らした。
とろとろの目を向けられると、キスをしたくなるが、今のあたしの口は仕事中。それでも朱羽にせがんだ目をされて、心が揺れる。
朱羽の息が荒くなり、それに応じたようにあたしの口と手の中のものが震えてさらに膨らんだ。
「もう、イキそ……陽菜、離して」
半開きになった朱羽の唇が、上り詰めようと戦慄いている。
あたしは動きを早くした。
「陽菜っ、もうやめ……っ」
目が合った。
切羽詰まったような朱羽を見て、あたしは歓喜に微笑むと、朱羽はなぜか唾を飲み込む音をたてて、苦しげな顔になる。
愛おしいよ、朱羽。
あたしが見ている前で、イッて?
そして、朱羽の猛々しいものから絞り出すように、一気に強く吸い込んだ。
「陽菜、陽菜っ、くっ……離せ、はな……っ」
朱羽の声が途切れたと同時に、生々しい白濁液が喉奥に浴びせられた。
朱羽がぶるぶると震えている。
愛おしい朱羽の分身を、一滴たりとも零したくなくてあたしはそのまま飲み込む。
あたしの子宮で迎え入れることができなかった代わりに、あたしの血肉となるように。
やがて芯をなくした朱羽は、あたしから無理矢理出ていく。寂しいと思っている間に、朱羽はテーブルに置いていたペットボトルの水を、あたしの口に入れさせようとした。
「吐け!! ここでいいから、吐け!!」
だけどあたしは頭を横に振って、笑いながら最後まで飲み込み、舌で垂れた白濁液を拭った。
「せめてうがいを……」
あたしは胃のあたりを手で押さえながら言った。
まるで妊婦のように。
「朱羽の、美味しかった」
「っ、美味しいわけ……」
「前の時は変な味だと思ったけど、今度は美味しかった。……今はあの時より強い愛があるからだね」
「………っ」
「好きだから、どんなことでも出来る。不安なことなんてなにもない」
「陽菜……」
あたしは朱羽に抱きしめられた。