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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第3章 つわりの洗礼
小鳥遊が病院から帰って来ると、普段ならソファでいちゃいちゃしている筈の今泉と冬が,別々に過ごしていた。スーパーへの買い物も、車に一緒に乗れず,春と一緒に行ったと今泉は悲しそうに小鳥遊に話した。

「僕、トーコさんの傍に居れないと欲求不満になりそうです。」

冬が自室で洗濯物を畳む姿を今泉は遠いリビングから眺めていた。

「また…大袈裟な。」

今泉の口から今迄聞いた事もない言葉が飛び出したので小鳥遊は思わず吹き出した。

「はいはいどーぞ笑って下さい。」

大きなため息をついた。今泉にとっては,話をしたり,一緒に風呂に入ったり、買い物に出かけたりすることがお互いの愛を確かめ合う術だった。

「僕にとっては,ガクさんがトーコさんとセックスを毎日するのと同じぐらいにボディタッチが大切なんです。」

小鳥遊は、あけすけな会話がキッチンに居る春に聞こえないか,ドキドキしながら聴いていた。

「何か対策を考えなくっちゃ…トーコさんは、大丈夫でも僕が辛すぎる。」

寝る時間になっても今泉の寝室からは、ゴソゴソする物音が続いていた。

「静さん大丈夫ですかね。」

その物音に小鳥遊は耳を澄ませていた。

…変態…顔がやけに嬉しそうじゃない?

パジャマの上から自分の胸を揉んでいる小鳥遊に冬は眉を顰めた。

…全然説得力無いぞ?

「ガクさん…ご自分で気が付いて無いと思うけど,なんか嬉しそうよ?」

寝返りをうち冬は小鳥遊を見た。

「そんなことは無いですよ。」

小鳥遊は真面目な顔で冬に答えたが、手はモゾモゾと動き続けていた。

…目の端が笑ってる。

「私だってもうすぐエッチが出来なくなる時期が来るんですからね。その前にお腹が張ったりしたら即禁止ってギネのドクターに言われてるんだからね。」

上半身裸の小鳥遊の胸の温かさに眠くなってきた。

「無念無想の境地にいる僕には隙はありませんから。」

キリッとした表情は、病棟でいつも見ている小鳥遊の真面目な顔だった。

…煩悩の申し子が何をイッテルノ?

「今夜は…その境地とやらを…見せて頂きましょうか?」

冬は下半身に触れる硬い愛棒を感じたが、既に夢うつつだった。静かになった冬に声を掛けたが返事が無かった。

「えっ」

数分後には寝息を立て始めた。

「トーコさん…本当に寝ちゃうなんて酷い。」

小鳥遊は切ない声をあげた。
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