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*。:゚+ 小鳥遊 医局長の結婚生活+゚*。:゚
第4章 贖罪
沖縄の出張に合わせ、今泉は1週間の休みを取った。羽田から沖縄へのビジネスクラス、約3時間の旅。着いて1日間はシンポジウムとセミナーで丸一日潰れてしまうが、2日目は午前中で終わり、その後ふたりでゆったり過ごす事になっていた。
久しぶりのふたりの旅行で今泉ははしゃいでいた。

「嬉しいなぁ♪ガクさん駄目っていうかと思ったけど。」

…いやいやかなり愚図ってましたよ。

「本当に。久しぶり♪私とっても楽しみにしていたの。」

お揃いの指輪をしていつも手を繋いでいるふたりは新婚夫婦のようだった。

「今日はホテルでゆっくり休んで、明日は僕は一日中だから、トーコさんは、市内観光でもホテルのプールでも好きなことをして過ごすと良いよ♪」

エアポートへ着くと、そのままタクシーに乗り、ホテルにチェックインをした。高級リゾートホテルは、市内からも交通の便も良く、ホテル内のレストランも充実しているので、独りでも楽しめそうだった。
酷いつわりも収まり、冬は食事も摂れるようになってきた。夜は今泉の希望でホテル内のステーキ専門店へ行った。

「子供が生まれたら、なかなか二人で旅行も出来ないかも知れないし、短いけど新婚旅行みたい。」

冬が笑った。

「そうだ。出産の時は無痛分娩にしたいんだけど、担当は静さんにリクエスト出来るのかな?」

「多分大丈夫だと思う。トーコさんさえ良ければ、立ち会いたいなぁ。」

「うん。」

「ガクさんは、絶対立ち会うって言いそうな気がする。」

今泉が笑った。

「ところで…産前休暇…取れそうだよ。」

…え?

「麻酔科医局長に事情を話したんだ。」

…マジで?

「ガクさんが産前を取らないなら大丈夫だって。」

…麻酔科医局長…話が分かる人なのかな。

「色々詮索されなかった?」

「うん…それは大丈夫だったよ。彼も色々あるから…。」

今泉が微笑んだ。

…彼?色々…余り詮索しない方が良いのかな。

「そう。良かった。」
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