この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
壊してほしい
第1章 拾った女の子
『……名前は?』
『え……』
女の子が氷月を見上げる。
『君の名前。
俺は柊氷月【ひいらぎひづき】。ちなみに21歳』
『………藤埜雫石【ふじのしずく】……』
『1日だけでいいんだな?』氷月が言うと、
雫石はパアッと顔を輝かせた。
『――はい!
よろしくお願いします!』
(お願いしますって…)
『あ、それと私……
中学生じゃなくて高校生です。
学生証です、これ』
ポケットから学生証を出して見せてきた。
生年月日・住所を見ていくと、偽物じゃないみたいだ。
『……あ、やっぱり白百合学園【しらゆりがくえん】じゃん……』
かなりの名門女子学園だ。隣の区にあるけれど氷月でも名を知っている。
『……面倒なことにはしません。
約束します。
だから……1日だけ泊まらせてください』
雫石はさっきまでの勢いと違い、
丁寧に深々と氷月に頭を下げた………………………………
『え……』
女の子が氷月を見上げる。
『君の名前。
俺は柊氷月【ひいらぎひづき】。ちなみに21歳』
『………藤埜雫石【ふじのしずく】……』
『1日だけでいいんだな?』氷月が言うと、
雫石はパアッと顔を輝かせた。
『――はい!
よろしくお願いします!』
(お願いしますって…)
『あ、それと私……
中学生じゃなくて高校生です。
学生証です、これ』
ポケットから学生証を出して見せてきた。
生年月日・住所を見ていくと、偽物じゃないみたいだ。
『……あ、やっぱり白百合学園【しらゆりがくえん】じゃん……』
かなりの名門女子学園だ。隣の区にあるけれど氷月でも名を知っている。
『……面倒なことにはしません。
約束します。
だから……1日だけ泊まらせてください』
雫石はさっきまでの勢いと違い、
丁寧に深々と氷月に頭を下げた………………………………