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壊してほしい
第1章 拾った女の子



『…………はああ〜〜〜…………』

朝の光が2階の窓から差し込む。
カーテンの隙間から燦々と。

今日は晴れらしい。


氷月は項垂れていた。
ベッドの上で、
自分の腰に手を廻して眠っている雫石を横目に。




(マズイ。
―――これはマズイ…)


やっちゃったな、という気分。


昨晩介抱したばかりの、
しかも女子高校生相手に………


裸のまま朝を迎えた。

朝日が差し込むと急に罪悪感が押し寄せた。


『……んん……』
雫石が目を覚ます。


『……あ』
雫石も一瞬何があったのか分からなくなったようだ。『……おはようございマス……』と寝たままぎこちない挨拶をした。



『おはよう……』
氷月もどう言っていいものやら。


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