この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
壊してほしい
第1章 拾った女の子
雫石はというと所在なさげに立てっている。
(あのさ、
あんまり客多くないから上階に居てもいいよ)
小声で言うと、
(え、そんな……)と渋る。
(……置いてもらってますし……)
氷月はうーんと腕を組んだ。
本当に、雫石にしてもらう仕事がないのだ。
それ以前に自分でしたほうが早かったりする。
………とも言えないしな……。
(あ。
2階で俺の洗濯物たたんでてよ。ランチタイムになったら少し混むからまた洗い物頼むから)
小間使いみたいで悪いけれど、
そのくらいしかすることはない。
雫石は頷くと奥に引っ込んで行った。
(あのさ、
あんまり客多くないから上階に居てもいいよ)
小声で言うと、
(え、そんな……)と渋る。
(……置いてもらってますし……)
氷月はうーんと腕を組んだ。
本当に、雫石にしてもらう仕事がないのだ。
それ以前に自分でしたほうが早かったりする。
………とも言えないしな……。
(あ。
2階で俺の洗濯物たたんでてよ。ランチタイムになったら少し混むからまた洗い物頼むから)
小間使いみたいで悪いけれど、
そのくらいしかすることはない。
雫石は頷くと奥に引っ込んで行った。