この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
壊してほしい
第3章 染めたいよ
『ああ、大分良くなった。
これだけ出来たら上出来だよ』


『頑張ったもの!』ふんぞり返る雫石。

鼻息が荒い。


『ぷっ…………ははははは!!あっはははは』


『なっ、何よっ……………』

氷月は腹を抱えて笑っている。

『いや、面白くて………童話に出てくる勇者みたいだなぁ……………ぷぷっ』


『あ。
ケーキカッターが楯か剣みたいだし?』
雫石が自分を見下ろす。



『う………ん、はははっ…………
あー笑った。
ヤバい、こんな笑ったの久しぶりだな~』

『えいっ』
雫石がケーキカッターを振りかざす。


『どわ!!危ない!
結構切れるんだぞ、それ』


『切ってやるー』

ヤバい、楽しい。


氷月は楽しくて仕方なかった。


(俺、もしかして寂しかったわけ?)
と自問するくらい。





日に日にさらけ出してくる、

雫石の内面。


こんな風に幼稚な部分があったり、

真剣な部分があったりと見ていて楽しくて堪らない。




(やば……………

歯止めきかなくなりそう)



氷月はカッターナイフを取り上げ、
雫石を抱きしめた。




/107ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ