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テリトリー
第2章 油断大敵!亜美
「ただいまー。サクラ、今日も俺がやるから、お前、見てろ。昨日の罰だ」
すると、ハルトの後ろからひよっこりと可愛いらしい女子高生が顔を覗かせた。髪は栗色で、ぷるぷるの唇にうるうるした目元。ロリコンの気質があったことは重々承知であったがここまでとは、と、内心驚きを隠せない。
「あ、わかりました。今日はその子、なんですね?初めて見ますけど、どうしたんですか?」
「あぁ、この子はアミちゃん。社長の孫だよ」
紹介を受けたアミはサクラの前に来ると腕組みをし、見下した目でサクラをねめつけた。
「コノヒトがハルトさんの奥さん?意外とフツーだね。アミの方がおっぱい大きいし、可愛い!ねぇ、ハルトさん、コノヒトと別れて、アミと結婚してよ!」
くるっと向きを変え、ハルトのもとに駆け寄ると、思いっきり抱きついた。
カチン
サクラは頭にきたが、ハルトのゆうことは絶対なので、これ以上口出しはしなかった。