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人妻ゆり
第26章 ゆり密室の危機

敬三が緊急用の電話を使って外部へ電話をする。

受話器を置くと敬三はゆりに

「電機の故障でエレベーターは2階と3階の
中間で止まっているようです。
回復には3時間以上掛かるとのことです。」

「困ったわ…」

ゆりは困り果てた。

それは…

ゆりは尿意を模様して我慢していたのだ。

「仕方ないですね…」

敬三はそう言ってしゃがみこんだ。

「奥さんもどうぞ…」

敬三はトイレを我慢しているゆりの都合は考えていないので気軽にゆりに言った。

「はい…」

「トイレに行けない…」

そう思うと余計に尿意は近くなる。

「困った…」

ゆりは焦りだした。

一人ならいざ知らず…

異性が一緒…

1時間が過ぎて…

ゆりの尿意は重症になっていく。

ゆりはもじもじしだした。

「どうしました?」

敬三がゆりに聞くが答えることなど出来るはずもない。

「ははは…」

無理に作り笑いを浮かべてゆりは疼いた。

「もしかして…?」

敬三はゆりを見た。

ゆりは真っ赤になっている。
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