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第36章 忘年会

静かに頷く真美。

くじには

「自分にとって一番つらいことを皆に聞いてもらう」

だった。

雄二が

「大丈夫かい？」

と真美を気遣ったが真美は

「大丈夫…」

と全員に自分の過去を話し始めた。

暗く、苦しく悲しい過去。

そしてゆりに対して行った自分を

今でも憎んでいること。

そんな自分を一生許せないと

思っていることを赤裸々に語っていく。

話の途中で雄二が

「もう…やめろ！！
やめてくれ！！
良いじゃないか…
真美は、真美は…」

雄二は真美を必死でかばって全員を睨んだ。

「真美を、真美を苛めるな！！
真美は生まれ変わって…
俺の妻になる。
だから…だから…
真美を苛めるな！！」

雄二の言葉に竜が側へより雄二を張り倒した。

「馬鹿者！！
君は…真美ちゃんを
守らなければいけない。
それを苛めるなって…
他人に頼む馬鹿が何処にいる？
今ここで…真美ちゃんを守り抜くと
宣言しろ！！」

物凄い竜の気迫に雄二は

「改めて宣言する！！
俺は真美を守り抜く！！」

力強い宣言だった。