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人妻ゆり
第40章 業者の魔の手
「困ったわね…」

ゆりは困り果てていた。

水道の水がポタポタと止まらない。

恵子を通じて友也に頼むも

「専門外です。ごめんなさい…」

と断られてしまった。

一平や雄二は連絡取れない。ゼミの真っ最中だ。

竜もいない…

ゆりは仕方なく業者に連絡して来てもらうことになった。

「ピンポーン!!」

程なくして水道業者がやってきた。

大作と健太。

二人はまだ若い…20代前半だった。

「若いわね…」

ゆりはそう思ったが

「お願いしますね。」

と頭を下げた。

「分りました。ではまず蛇口を見てみましょう。」

二人は蛇口を調べ始める。

「奥さん…申し訳ないですが…
雑巾をお借りできますか?」

大作がゆりに言う。

「ちょっと待って…」

台所の下から雑巾を取り出すゆり。
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