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淳、光と闇
第9章 淳、屈辱の夜
「淳ちゃん、心配するな、
わしの大切な淳ちゃんを
助けてくれた男を…
わしはないがしろにはしないぞ。」
「だ、旦那様!!
有難うございます!!」
省吾は由美に
「さっきの男達…
ヘロインを使っていると
淳ちゃんに聞いたが…
詳細を調べて…撲滅しなさい。」
「かしこまりました…」
由美はそう答えると部屋を出て行った。
省吾はバーテンに
「お前さん、名前は?」
「はい、雄二と申します。」
「うむ…良い名だ…」
満足そうに雄二を見つめる省吾。
そしてにやりと笑って
「雄二君、見事淳ちゃんを
射止めることが出来るか?」
といきなり雄二に聞いた。
「そ、それは…」
「だ、旦那様!!」
二人は真っ赤になって下を向いてしまった。
「わはは!!
若いと言う事は良いものだなぁ…」
「旦那様の…馬鹿ぁ…」
「それはさておき…
雄二君、君は淳ちゃんに
傷を負わせてしまった。
その償いはしてもらうぞ?」
「分っています…」
「分っていればよろしい…」