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第42章 雄二との再会.

「雄二…あのね…」

「何だい？淳…」

「私…もう少し寮にいる。」

「どうして？」

驚く雄二…

淳は武の死んだ時の事を雄二に話した。

その時に淳は自分が気が付かない事…

それが分からないうちは医師を目指す事を

さゆりに禁じられた事を雄二に話した。

「そうか…そんな事が…
分かったよ…淳。
君は…自分の目指すものを
持っているんだね。

俺は淳が目指す物を掴む為なら
全力で応援する。
だから…今は…我慢する。」

「雄二…ありがとう…」

淳は雄二に全面的に理解をしてもらった。

淳が恐れていた不安…

たった一つの不安…

それは自分が目指す女医になる事を

雄二が理解してくれるかどうか…

それがたった一つの不安だった。

しかし、今雄二はそれを理解して

自分の我儘を聞いてくれた。

「雄二…ありがとう！」

淳は雄二の胸で泣いた。


「ところで雄二ぃ？」

「今度は何？？」

「お仕事どうするの？」

「それはすぐに分かる…」

「今、教えてくれないの？」

「旦那様に聞いていないのかい？」

「旦那様ったら淳が聞いても

「淳ちゃん、今は知らない方が
淳ちゃんの為に幸せじゃ…」

なんて言うのよ。
ねぇ…雄二ぃ…
お仕事何するか…
教えてよぅ？？」

「ははは…
今は…駄目…」

「淳の頼みでも？」

「そう、淳だから駄目なの。」

「意地悪…」

「怒った？」

「今晩あげないから…」

「それは困るな…」

雄二は頭をかきながら

「淳が欲しい」

そう言って淳を

抱きしめてベッドに押し倒した。