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淳、光と闇
第17章 咲とおしゃれと美紀
「どうしました?」
「申し訳ありませんでした!!」
「私はどうして規則を
破ったかと…聞いているのです…」
「そ、それは…」
咲初め三人は
「もう…駄目だ…」
と観念した。
咲は全てを話した。
検査室の浩二と付き合っていて
たまに検査室で抱かれている事。
ブルーはその浩二が好きな色で
浩二に気に入られたくてあえて
規則を破ってブルーの下着を
着けて仕事をしていたこと…
全てを話して腹をくくった。
「そう…なんだ…」
「瞳ちゃん…どうなの?」
玲子は検査室長の瞳に聞いた。
「はい…調査の結果…
浩二君は咲ちゃんと
お付き合いしています。
たまに愛している事も…
白状しました。
私の監督責任です。
総婦長、申し訳ありませんでした。」
瞳は玲子に頭を下げた。
にこにこと笑いながら玲子は
咲たち三人に
「いいですか?
規則というものは…
破る為にあるのではありません。
ここは病院です。
判断一つで人の命を左右します。
正確な判断、的確な処置。
それを間違いなく実行する為に
規則はあります。
分りますね?」
「は、はい!!」
三人は直立不動になって聞いている。