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淳、光と闇
第17章 咲とおしゃれと美紀
「婦長さん…」
三人はさゆりに泣きついた。
さゆりは三人を抱きしめて
「良かったね…良かったね…」
と涙を流す。
「これだもの…
さゆりさんの所…
問題児が増えるわけだ?」
みゆに言われてさゆりは
「あら?問題児が多いほど…
楽しいものよ?」
「ははは…そうですか…」
寮に戻った三人はゆりに
今日の事を報告した。
「へんねぇ…
なんで総婦長が…
美紀さんの事知ってるの?」
「そうだね…謎だ…」
「謎なんて…
私は…ミステリーサークルか?」
そこへ美紀が現れた。
「美紀さん!!」
「うん…分ってる…
どうして総婦長が…
私を知ってるかでしょ?」
「そうそう…」
「知っていて当然よ?
総婦長は…私の母だもの…」
「え??えーーーーー???」
三人は天井に頭をぶつけるかと思うくらい
飛び上がった。
「それで…」
「でもね…私…総婦長を…
憎んでる…だから…
今まで話しをしなかったの…」
「美紀さん…」
「話の中で…
自分の責任で患者を死なせた
話を…総婦長はしたでしょう?」
「うん…」
「あれは…私の父なの…」