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淳、光と闇
第20章 トランぺッター龍二、悲しみのレクイエム

「また来てるよ。」

結花が淳に耳打ちしている。

「これこれ。
患者さんのプライバシーに
関心を持ってはいけません。」

さゆりが二人に注意する。

しかし、淳と結花は龍二に興味津々。

ゆりは龍二には関心を示さなかった。

龍二と樹里は毎日二人

仲良く並んで話をしている。

樹里も楽しそう。

「羨ましいな…」

思わず美紀が口に出してしまった。

「え??み、美紀さん!!」

全員が美紀を見た。

さゆりでさえ美紀を見ている。

「な、何よ?」
私、変な事言った??」

「美紀さんも
彼氏欲しいんだ…」

「う、うっさい!!」

美紀が真っ赤になっている。

「まぁ、美紀ちゃんも
お年頃ね??」

さゆりがくすくすと笑った。


龍二がトランぺッターだと言う事は

看護師達は知らない。

しかし、誰かが逝ってしまうと

物悲しいトランペットの音が

遠くから響いてくる。

その悲しい音色は

省吾の屋敷にまで届いた。

省吾はその音色を聞くたびに

「この悲しい音色は
一体誰が…??」

「旦那様。
由美は悲しくて…
あの音色を聞くと
由美は…由美は…」

「由美君の気持ちもわかる。
しかし、誰が…?」

省吾は調査を命じた。
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