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第24章 風香を救え、淳、看護師の意地とプライド

「救急で、
麻薬使用でショック状態の
患者が来ます。
受け入れ準備して下さい。

それと、今日は急患が多いので
第二内科では受け入れ切れず
今後は第一内科でも
受け入れします。
準備をお願いします。」

電話を受けたさゆりは

「了解しました。」

モニターでそれを

聞いていた結花とゆりは

詰め所を飛び出して

「麻薬のショック患者が
入ります。薬物対策用の
個室を作って…
それとこれからは急患も
入ってくるから
受け入れ態勢整えて！」

最近では淳に刺激されて

結花とゆりはすっかり逞しくなった。

若手に次々と指示を出していく。


一方、救急救命では麻薬患者が

運び込まれてきた。

患者を見て淳は飛び上がった。

「ふ、風香ちゃん！！」

美紀が

「淳、知り合い？？」

「う、うん…
優子さんのところで働く
風香ちゃん。
風香ちゃん、どうして？」

動揺を隠し切れない淳。

風香は意識が無い。

「急げ！！
胃洗浄と対ショック療法。」

健の指示が飛ぶ。

「風香ちゃん！！
しっかりしなさい！！」

「お前の知り合いか？」

「はい！！」