この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
淳、光と闇
第25章 小さな命、ゆりの想い
「ねぇねぇ…
あの患者さん、
素敵よね?」

ゆりが目を輝かせて勝枝に話している。

その患者の名前は友也。

友也は胃潰瘍で手術をした患者だ。

本来なら消化器科の患者だが

潰瘍に悪性腫瘍の疑いがある為に

第一内科に入院している。


ゆりは友也が入院してくると

その容姿にすっかり惚れてしまった。

友也は特にイケメンでも美男子でもなく

極普通だったがゆりの目には

王子様に見えた。

勝枝はそんな友也を見て

「ゆりちゃん、
私にはそんなに素敵な
人には見えないけど…」

以前、患者をたぶらかして

追放寸前までいった勝枝は

人を見る目は確かだ。

勝枝の目には友也は

「危険、要注意」

に見えた。

「ねぇ、ゆりちゃん、
好みは人それぞれだけど…
友也さんはやめたほうが良いわよ。」

「どうしてよ?
あんなに素敵な人って
そうはいないわよ?」

そんな話をしているところへ

結花と淳が話しに加わった。

二人は友也の話を聞くと

「そんなに良い男には
見えないけど…」

と不思議そうにゆりを見る。

「淳ちゃんには
雄二君がいるから
私には友也君が
王子様に見えるの。」

とゆりは胸をときめかせている。
/602ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ